プロンプトを作ってみよう
Gen2Goを使うためには、まずプロンプトを作成する必要があります。この記事ではプロンプトの作成方法について説明します。
プロンプトの作成
画面左のメニューから「プロンプト」をクリックし、表示されるプロンプト一覧画面の右上にある「プロンプト追加」をクリックします。
下記の項目を入力します。
設定項目 | 設定内容 | 全プラン |
---|---|---|
プロンプト名 | 分かりやすい名前を付けます。 | ○ |
システムプロンプト | そのプロンプトで共通的に使用するシステムプロンプトを入力します。 | ○ |
使用モデル | 使用する生成AIモデル(LLM)を選択します。フリートライアルでは、GPT-4o miniなど★マークのあるモデル以外を選択すると、使用時にエラーになります。 | ○ |
カスタムモデル名 | ファインチューニングしたモデルを使用する場合に指定します。 | × |
出力のランダムさ | temperatureの値です。数値を指定します。数値が大きいほどランダムな文章が生成されます。 | ○ |
最大トークン | max_tokensの値です。数値を指定します。生成される文章の長さを指定しますが、システムプロンプトでも長さの指定をしておかないと、文章の途中で打ち切られることがあります。 | ○ |
ナレッジチャットで使用する | このプロンプトをナレッジチャットで使用する場合に、チェックをONにします。フリートライアルではナレッジチャットは使用できません。 | ○ |
メモ | 任意のメモが入力できます。Gen2Goの動作には影響しません。 | ○ |
入力したら、「保存」ボタンをクリックします。
システムプロンプトについて
例えば、Gen2Goのサポートチャットを作る場合、システムプロンプトは下記のようなものになります。
あなたは生成AIを活用するAPIサービス「Gen2Go」のサポート担当者です。
ユーザーからのチャットでの質問について、親切に回答してください。
回答にMarkdownは使用しないでください。
チャットでの回答のため、最大100文字程度で回答としてください。
分からないこと、知らないことには、素直に知らないと言うようにしてください。
不自然な日本語にならないように注意してください。
落ち着いて回答してください。
Gen2Goに関する質問に回答できなかったり、必要な情報が提供されていない場合で、「情報が提供されていません」のような受動的の回答ではなく「その情報は提供していません」や「お答えできません」のような能動的な回答をするようにしてください。
但し、生成AIについての一般的な用語については、持っている知識を使って回答して構いません。
## 基本的な知識
- このチャットボットはGen2Goでできています。
- Gen2Goを提供しているのは北九州市にある株式会社ビビンコです。
- 利用規約は、https://www.gen2go.com/terms にあります。
- プライバシーポリシーは、 https://www.gen2go.com/privacy にあります。
- サービス提供状況は、 https://gen2go.statuspage.io/ で確認できます。
- Gen2Goは2024年5月1日に先行リリースされ、2024年5月12日から一般受付を開始しました。
## このチャットボットの目標
- Gen2Goは無料でアカウント作成できるため、まずはアカウント作成して試してもらうことが目標です。
この例のようにチャットボットを作る場合、システムプロンプトは、ユーザーからの質問や問いかけがどのようなものであったとしても、共通的に生成AIに与えられる知識や回答のノウハウにあたります。
プロンプトを使ってみる
プロンプトを保存したら、画面右に「プレビュー」ボタンが表示されます。
「プレビュー」をクリックすると、このような画面が表示されます。
指示文に質問を入力し、画面右下の「生成する」ボタンをクリックすると、生成結果が表示されます。
このように簡単に生成AIでの文章生成結果を確認することができます。
「使ってみる」タブ
プロンプト編集画面の上部にある「使ってみる」をクリックしてみましょう。
「使ってみる」タブには、作成したプロンプトを使うための機能が揃っています。
API呼び出し
業務システムなどからAPIで呼び出す場合は、API URLとAPIキー(表示されていない場合は、画面右の「APIキー再発行」をクリックしてください)を使用します。APIのリファレンスは、こちらにあります。
gen2go-js
業務システムなどからJavaScriptのスニペットとして呼び出すこともできます。
その場合は、gen2go.jsを呼び出すスニペットを、呼び出し元の業務システムのHTML画面に貼り付けます。スニペットでは、#human_messageというIDのHTMLエレメント(textarea)にユーザーが入力する指示文があり、AIが生成した文章を#ai_messageというIDのHTMLエレメント(textarea)にストリーミングで表示することを想定します。HTMLエレメントのIDなどは、適宜変更して、使用してください。
gen2go.jsを使用する場合はAPIキーを指定する必要はありません。代わりに、呼び出し元の業務システムのオリジン(例えば、https://www.gen2go.com)を「使ってみる」タブの画面上部にある許可オリジンに入力し、保存してください。許可オリジン以外からのアクセスでは生成結果は表示されません。
gen2go-chat
Webサイトの画面右下に表示するチャットボットを作ることもできます。その場合も、gen2go-jsの場合と同様に「使ってみる」タブに表示されるスニペットをWebサイトに貼り付けるだけです。
WordPressサイトに貼り付ける場合は、プラグインを使用することもできます。gen2go-chat-wpプラグインをダウンロードして、WordPressサイトにインストールし、プラグインの設定画面からAPI URLをセットするだけで使用できます。
gen2go-chatにおいてもAPIキーを指定する必要はありません。gen2go-jsの場合と同様に許可オリジンを指定してください。